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快楽漬けにされた私
第2章 出会い
カズからはすぐに返信がきた。

『男はみんな好きだよ(笑)』
『女は男より気持ちよくなれるんだぜ』
『うらやましいよ』

真麻はカズに引かれていないことに安心した。続いて返事を返す。

『気持ちよくなれるんだったらなってみたいけど』
『でも彼氏いないしな』

メッセージはすぐに既読がついた。一分と待たずにカズから返事が来る。

『じゃあ俺のセフレなる?』
『一回エッチして決めて』
『俺100パーセント気持ちよくする自信あるよ』

真麻はカズのメッセージにどきりとする。カズが真麻に会いたいと言っている。これはカズに会うチャンスかもしれない。

しかし、同時に真麻は初めてセックスした日を思い出す。かなり痛くて、涙が出てきた。あまりに痛すぎて途中で中断したが、血が出ていた。

それから何度かセックスする間に痛みは和らいできたが、セックスで気持ちいいと思ったことはなかった。それよりも一緒にカフェでパフェを食べたり、公園を散歩することのほうが楽しいと思え、彼氏が求めてきてもほどんど断っていた。

真麻は勇気を出して、本当のことを言ってみることにした。

『私はカズに会ってみたいけど、エッチは痛いから苦手だな』
『元カレと何回かしたけど、痛かった』
『だからエッチは怖い』

もしもこれでカズから返事が来なかったらどうしようという不安もあった。でも会うと言っておきながら、セックスしないともっと嫌われるかもしれない。

カズからのメッセージはすぐに届いた。

『大丈夫』
『俺となら100パーセント気持ちよくなれる』
『俺、媚薬持ってるから』
『内緒な(笑)』

真麻はびっくりした。媚薬という言葉は聞いたことあっても、それが身近にあるものだとは思わなかった。もしかしたら違法な薬物かもしれない。しかし、気持ちよくなれるものだとしたら興味はある。

『カズ、それって危ない薬じゃないよね?』
『興味あるけど怖い』

すぐにカズが返事を返す。

『大丈夫、怖くないよ』

その言葉を聞いて、真麻はカズに会うことを決めた。
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