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第3章 初めての媚薬※

カズの手はパンティの上から真麻のスジをなぞるように触ってくる。

『もっと触ってほしい……直接触ってほしい……』

真麻は自分でもめったに触ることのない中心部分を、カズに触れてほしかった。

『あぁ……もどかしい……触って……』

ムズムズとくすぐったいような、もどかしさを感じる。

「ねぇ真麻、感じてるの？」

カズの言葉に真麻はふと我に返る。真麻の股間は無意識にひくついていた。

真麻は真っ赤になった。何か弁解の言葉を述べようと思ったが、言葉が出てこなかった。

「俺、真麻が感じてくれて嬉しいよ」

カズがゆっくりと真麻を押し倒す。真麻はソファーの上に倒れこんだ。

「真麻、何も考えなくていいんだよ」

カズの言葉が真麻の心にゆっくりと浸透する。まるで小さな空間で反響しているかのように、真麻の耳にはカズの声しか聞こえなかった。

「何も考えないほうが、気持ちよくなれるよ」

カズは真麻に覆いかぶさり、再びキスをしてきた。唇と唇の間からカズの舌が入ってくる。真麻はカズに触れているだけで、どんどん下半身が熱くなってくるのを感じた。

カズはキスをしながら真麻のワンピースを脱がしにかかる。真麻はカズが脱がせやすいよう、腰をを持ち上げた。

最後に頭を持ち上げ、頭からワンピースが抜ける。真麻を覆うものは下着だけになった。

カズは真麻の身体を持ち上げ、ブラジャーのホックを外した。その勢いでブラジャーがずれ、真麻の乳首があらわになる。

「真麻ってエッチな身体してるね」

カズは真麻の胸を掴んだ。そしてゆっくりの撫でまわす。その手は中心を避けるように動いているため、真麻はもどかしさを感じる。

『あぁ……もっと……乳首も触ってほしい……今まで乳首が気持ちいいなんて思ったことないのに……』

真麻は胸の先端にも熱を感じていた。神経が集中し、むずがゆさを感じる。

『あぁ……カズ……触ってよ……』

「真麻、触ってほしいと思ってるでしょ」

カズが言う。真麻は心を見透かされた気がして、恥ずかしくなる。

「真麻、口に出さないと触らないよ」

「えっ……」

乳首を触ってほしいと口に出して言うのははしたない気がする。今まで自分から快感を得るためにお願いしたことはない。しかし、もう我慢の限界だ。真麻は口に出すか、口に出さないかで迷った。