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あいの向こう側
第9章 blue
私はあんぐりと口を開いたまま、

暫し呆然とした。


『………え。
ええ?
蒼生、気は確か?
私、今年25だよ?来年6』


『知ってる。
誕生日さ来月でしょ。
8月2日』


『蒼生?
あなた20歳でA大生だよ?』

『………俺の誕生日知ってる?』

蒼生は私の言葉とはちぐはぐに誕生日を訊ね返した。

『………1月22日。
冬生まれだから夏のが好き………』
言った瞬間、(覚えてるもんだなぁ)と自分に感心した。

以前sexを終えて寝転んでいるとき、
蒼生が「冬生まれだから寒がりで夏のが好き」と言っていたのだ。


蒼生は『はあ………。
まさか俺が遊びでりかさんに会いに来てるとでも思ってたの?
マジか……』
と首を項垂れた。


私はあまりに突然で何を言っていいか分からなくなった。


『………ど……こがいいの?』
絞り出すように質問が出る。

蒼生は目を下に向けた。

『……めっちゃ楽しそうに飲んで食べて笑い転げてたから気になった。

俺はバイト店員だし。りかさんみたいなオトナには似合わないのが分かってたから、
こうやって………
エッチすることしか出来ないと思って』


りかは居酒屋にてサリと大笑いしながら酒を呑み、
居酒屋メニューで夕飯をすませる自分を思い浮かべて赤面した。
……どこからどう見ても家庭持ちサラリーマンと違わない…………



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