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第9章 blue

――週末、
サリと居酒屋で飲んでいる。

明日は久しぶりに土曜出勤がない。


潰れるくらい飲もうと勇んで次々杯を重ねていく。

ビールジョッキを抱えた蒼生がやって来た。


ほぼ泥酔したサリを横目に、
『はーい、生２つ。
………今日寄っていい？』と私に囁いた。


私は『うん、一緒に帰ろう』
とはっきりと蒼生に告げた。



蒼生は俄に頬を赤くし、
『わかった！』と笑って厨房に戻って行く。