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あいの向こう側
第20章 影
嵐が去ったような静けさ。
ピンポーン。
インターホンが鳴った。
あ、来た。
俺はいそいそとドアを開いた。
『やっほ~♪♪
チューハイ買って来たんだー』
ルイが俺に抱き着く。
引っ越したあと、
慣れない仕事に追われるなかで息抜きに立ち寄った居酒屋の店員だ。再就職だし、がむしゃらに頑張って出来るようにした仕事。
日常を忘れるくらい働いた。
その甲斐あってか、今は認められている。
頻繁に飲みに行くようになった俺。
人懐っこいルイが居ると楽しくて気晴らしになった。
流れで持ち帰って、
彼氏彼女未満というところ。
ぎゅっと抱き締めてくるルイ。
痩せた体から、
スラリと頼りない脚が伸びている。
茶色い髪から花の香りがした。
俺は『ルイ………』と唇を合わせる。
チューハイが入ったビニール袋が、
ゴトンと床に落ちた。
そのままもつれ、床で互いに服を脱がせた。
『はぁんっ、んっ…………』
ルイはエロい。
俺の上に乗って腰を振りまくる。
『ね、
見ながらしよ?』
ルイはしばらく腰を振ったあと、
DVDをつけた。
エロDVDが流れる。
いつもこうだ。
音はほとんどゼロにしてるけど、
ルイはAV好きで見ながら同じプレイをしたがる。
『あん、あんっ!んんっ…………』
ルイの一重まぶたにアイラインがキレイに引かれている。
彼女は汗をかき、
ヒートアップしてくると『ね、スマホもつけてぇ……』
と俺のスマホでエロ動画を見始めた。
さらに腰を振る。
ん?
一瞬、デジャビュに似た感覚に襲われた。
____気のせいだな。
快感に埋もれてゆく。
『どしたのぉ?
あ、あんっ……………』
何でもないよ、
と言って下から突き上げた。
ルイに声をかけた時、
「どこかで会わなかったっけ?」と言って笑われたなぁ。
そんなことを思い出した。
〔終〕
ピンポーン。
インターホンが鳴った。
あ、来た。
俺はいそいそとドアを開いた。
『やっほ~♪♪
チューハイ買って来たんだー』
ルイが俺に抱き着く。
引っ越したあと、
慣れない仕事に追われるなかで息抜きに立ち寄った居酒屋の店員だ。再就職だし、がむしゃらに頑張って出来るようにした仕事。
日常を忘れるくらい働いた。
その甲斐あってか、今は認められている。
頻繁に飲みに行くようになった俺。
人懐っこいルイが居ると楽しくて気晴らしになった。
流れで持ち帰って、
彼氏彼女未満というところ。
ぎゅっと抱き締めてくるルイ。
痩せた体から、
スラリと頼りない脚が伸びている。
茶色い髪から花の香りがした。
俺は『ルイ………』と唇を合わせる。
チューハイが入ったビニール袋が、
ゴトンと床に落ちた。
そのままもつれ、床で互いに服を脱がせた。
『はぁんっ、んっ…………』
ルイはエロい。
俺の上に乗って腰を振りまくる。
『ね、
見ながらしよ?』
ルイはしばらく腰を振ったあと、
DVDをつけた。
エロDVDが流れる。
いつもこうだ。
音はほとんどゼロにしてるけど、
ルイはAV好きで見ながら同じプレイをしたがる。
『あん、あんっ!んんっ…………』
ルイの一重まぶたにアイラインがキレイに引かれている。
彼女は汗をかき、
ヒートアップしてくると『ね、スマホもつけてぇ……』
と俺のスマホでエロ動画を見始めた。
さらに腰を振る。
ん?
一瞬、デジャビュに似た感覚に襲われた。
____気のせいだな。
快感に埋もれてゆく。
『どしたのぉ?
あ、あんっ……………』
何でもないよ、
と言って下から突き上げた。
ルイに声をかけた時、
「どこかで会わなかったっけ?」と言って笑われたなぁ。
そんなことを思い出した。
〔終〕