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あいの向こう側
第22章 悲しい夜
何があるというわけじゃない。
人影は髪を解き、
ふと見えなくなったと思ったらまた姿をちらつかせる。
窓際でパソコンでも叩いているのだろう。
少し前屈みで動かない時がある。
窓は小さく、レースカーテンのみ掛けてあるようだ。
ホスピタルがある一帯は田園もある郊外で、
防犯意識も低い。
また、車いすに腰かけた。
ぼんやりと人影を見る。
暖かそうだ。
何となく、だけど。
20分ほどボケっとしていると、
人影は立ち上がり消えた。
_____僕も戻るか。
車いすの向きを変えて、
病室へと向かう………………
人影は髪を解き、
ふと見えなくなったと思ったらまた姿をちらつかせる。
窓際でパソコンでも叩いているのだろう。
少し前屈みで動かない時がある。
窓は小さく、レースカーテンのみ掛けてあるようだ。
ホスピタルがある一帯は田園もある郊外で、
防犯意識も低い。
また、車いすに腰かけた。
ぼんやりと人影を見る。
暖かそうだ。
何となく、だけど。
20分ほどボケっとしていると、
人影は立ち上がり消えた。
_____僕も戻るか。
車いすの向きを変えて、
病室へと向かう………………