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あいの向こう側
第23章 か・わ・い・そ・う
他の友人たちが登校してきて、
『どうしたー?!』
『大丈夫?』
と眞麻を囲む。



実雪は鼻白みながら、
眞麻を励ます。




(彼氏にブロックされたから、
だから何?)


泣いたって解決しない。

別れたくないのか、
別れてもいいのか。


ならばどうすべきか。


ちゃんと考えなよ。


決して言葉にはしないが、
浮かぶ叱責。


教室はこんなゴミみたいな悲しみが頻繁に起こる。




(この子も可哀想…………………)


そんな小さな事でしか泣けないなんて、
よっぽど暇なんだろうな。



実雪は放課後の仕事を思い浮かべた。


(今日は、
オプションいくら付くだろう?)























『サナ様…………っ、
ひ、ヒールを触らせていただけませんか…………』

喘いでいる男は、
痩せた白い体を折り曲げ土下座する。

薄くなった頭頂部が滑稽だ。



『は? 
そんな簡単に触れると思ってんの?』
サナは腕を組み、
薄らハゲ男を上から睨み下ろす。



この頃快感になってきた。


危険性が低い・
割が良いから選んだこの仕事では、
驚くほど情けない大人たちに出会う。



特に中途半端にハゲたおっさんを上から見下ろすと、
バカバカしい気持ちと共に清々しくもある。


娘ほどの年齢の女子に踏みにじられるのが気持ち良いだなんて、
何て気の毒なんだろう。

時にオプションばかり付けて10万を軽く超える客もいた。




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