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あいの向こう側
第27章 夕暮れに
「あん、あん、すごいぃっ………
イチさんの奥までこすれてるぅ」
「出しちゃうよ?
あっ………………、
いっちゃった…………」
「あたしも。
すごい気持ちかった…………」
送信する。
もう、それ以上イチというヒトからメッセージは来なかった。
多分、本当に出したんだろう。
夕真は欠伸をしてベッドに入る。
アラームをセットした。
目を閉じると、
悠聖のヒョットコみたいな写真が浮かぶ。
『ぶぶっ………何なの悠聖、バカか(笑)』
思い出し笑いをして、眠気を待った…………………………………………………
♪~~♪~~♪♪~~~
(あ。何か寂しい曲だなと思ったら。
「かごめかごめ」じゃん?)
切なくて不安感を煽る孤独なメロディー。
夕真は、
一人帰路についていた。
(今日も誰とも話してないや)
ハブられてる訳じゃない。
スルーされたりもない。
ただただ、話さないだけだ。
じーっと見られながら。
(だから、大丈夫だもん………)
携帯が鳴り、
俯き気味だった夕真はビクッとした。
『…………悠聖?もしもしぃ?』
『へっへー♪♪♪
夕真、今1丁目の信号待ちだろ?』
『へっ??』
肩をポンと叩かれ、『ぎゃあっ』と飛び上がった。
『んなビックリしなくても』
振り返ると、
悠聖が眉を下げていた。
『あんた……………
何でココにいるの?!』
頭一つぶん、背が高い悠聖を見上げた。
『いやー、スーパーマン的な?』
前髪が目の上まで伸びている。
横も後ろも、長めの髪になっていた。
『短髪だったのに…………』
『感想それか。
夕真こそ、元気だったのに……………』
『え』
『最近、声に張りがなかったから。
夕真はさぁ、タノスケと違って言葉を選ぶじゃん?
辛いのかなぁって思って』
イチさんの奥までこすれてるぅ」
「出しちゃうよ?
あっ………………、
いっちゃった…………」
「あたしも。
すごい気持ちかった…………」
送信する。
もう、それ以上イチというヒトからメッセージは来なかった。
多分、本当に出したんだろう。
夕真は欠伸をしてベッドに入る。
アラームをセットした。
目を閉じると、
悠聖のヒョットコみたいな写真が浮かぶ。
『ぶぶっ………何なの悠聖、バカか(笑)』
思い出し笑いをして、眠気を待った…………………………………………………
♪~~♪~~♪♪~~~
(あ。何か寂しい曲だなと思ったら。
「かごめかごめ」じゃん?)
切なくて不安感を煽る孤独なメロディー。
夕真は、
一人帰路についていた。
(今日も誰とも話してないや)
ハブられてる訳じゃない。
スルーされたりもない。
ただただ、話さないだけだ。
じーっと見られながら。
(だから、大丈夫だもん………)
携帯が鳴り、
俯き気味だった夕真はビクッとした。
『…………悠聖?もしもしぃ?』
『へっへー♪♪♪
夕真、今1丁目の信号待ちだろ?』
『へっ??』
肩をポンと叩かれ、『ぎゃあっ』と飛び上がった。
『んなビックリしなくても』
振り返ると、
悠聖が眉を下げていた。
『あんた……………
何でココにいるの?!』
頭一つぶん、背が高い悠聖を見上げた。
『いやー、スーパーマン的な?』
前髪が目の上まで伸びている。
横も後ろも、長めの髪になっていた。
『短髪だったのに…………』
『感想それか。
夕真こそ、元気だったのに……………』
『え』
『最近、声に張りがなかったから。
夕真はさぁ、タノスケと違って言葉を選ぶじゃん?
辛いのかなぁって思って』