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あいの向こう側
第28章 BIG BORN!
『……………少しずつなら…………』
あたしが言うと、
想眞くんの喉仏が動いた。
髪をほどく。
パサリと長い髪が床に広がり、
はだけたシャツに想眞くんの指先が這う。
『あっ』
『え、痛い?』
『ううん、………気持ちよくて……』
あたしの顔は真っ赤だろう。
『狡い』
想眞くんか呟いた。
『え?』
『可愛すぎ!
あい、好きだ』
あらららら。
そして若いふたりは生まれたままの恰好になり、
獣の如く絡み合った。
『あん、あんっ……』
『あい、好きだ!好き』
似たような言葉を繰り返し繰り返し発言して。
暗くなった部屋で体をベッドに投げ出している。
窓の外からカラスの啼き声が聞こえた。
想眞くんはあたしの体をベタベタ触る。
『想眞くん?
制服、着なくちゃ…』
あたしは体を起こした。
腕に押し戻される。
『もう少し、いてよ。あい』
『親、帰ってきちゃうよ!』
『大丈夫だってば』
視線が絡む。
ああ。
ああ、何て心地よいんだろー。
Hのあとって、
まるで生まれ変わったみたいに心地よい。
しかも人気者の想眞くんが目の前にいるし。
シーツのぐちゃぐちゃも、
汗ばんだ体も、
繋がった後の痛みも。
現実にないものみたいだ。
あたしは強引に手を払い、
『今日はやめておこう?また、今度しよう』と言った。
想眞くんがぎこちなく頷く。
あたしが言うと、
想眞くんの喉仏が動いた。
髪をほどく。
パサリと長い髪が床に広がり、
はだけたシャツに想眞くんの指先が這う。
『あっ』
『え、痛い?』
『ううん、………気持ちよくて……』
あたしの顔は真っ赤だろう。
『狡い』
想眞くんか呟いた。
『え?』
『可愛すぎ!
あい、好きだ』
あらららら。
そして若いふたりは生まれたままの恰好になり、
獣の如く絡み合った。
『あん、あんっ……』
『あい、好きだ!好き』
似たような言葉を繰り返し繰り返し発言して。
暗くなった部屋で体をベッドに投げ出している。
窓の外からカラスの啼き声が聞こえた。
想眞くんはあたしの体をベタベタ触る。
『想眞くん?
制服、着なくちゃ…』
あたしは体を起こした。
腕に押し戻される。
『もう少し、いてよ。あい』
『親、帰ってきちゃうよ!』
『大丈夫だってば』
視線が絡む。
ああ。
ああ、何て心地よいんだろー。
Hのあとって、
まるで生まれ変わったみたいに心地よい。
しかも人気者の想眞くんが目の前にいるし。
シーツのぐちゃぐちゃも、
汗ばんだ体も、
繋がった後の痛みも。
現実にないものみたいだ。
あたしは強引に手を払い、
『今日はやめておこう?また、今度しよう』と言った。
想眞くんがぎこちなく頷く。