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あいの向こう側
第4章 あの日の続き
祐二の製紙会社での作業に使用する、
インクの匂い。


臭いと言いながらも奈美は(祐二らしい匂いだな……車も、軽だし)
と思う。




『少し走った場所に、
渓谷がある。
あの川沿いは星がよく見えるから…』
そこまで行くよ、の意なのだろう。



奈美は助手席にてぼんやりインクの匂いを嗅いでいた。


20㎞ほど走っただろうか。
田舎の街道は車線が少なく走りやすい。


車が停車した。

『星、
見えるから……月も明るいし』



奈美は車を降りた。

街灯が一つだけある。
その下側に階段があった。
渓谷に降りていく階段。

奈美は一歩ずつゆっくりと降りた。

祐二が後から着いてくる。
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