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桜舞うあの日のままで
第6章 慰めと励まし
 風香は悠への愛おしさが溢れてきて、思わず再びそのシンボルへと近づき、口にふくんだ。

 嬉しげに目を輝かせて悠が言う。

「掃除してくれるのか。風香は気が利くなぁ」

 悠の目をじっと見つめながら、風香はシンボルを舐めていく。

 風香は心から、「また私の中に入れてほしい」と願っていた。

 しかし、そんなことは言えるはずもなく、シンボルがある程度綺麗になると、仕上げにティッシュで拭く風香。




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