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縄と蝋燭 ~法恵の不貞~
第2章 ■きっかけ
奈津子にさくらのバイトをしてみたいと連絡する、数日して近くの喫茶店に奈津子から呼び出される、そこにいたのは奈津子とテレクラの店長だった、特にたわいもない話から本題に入り、電話で話するテクニックや、お客から会おうと言われたときにどういう風に答えるか、テレホンSEXをするときにはこういう風にするとよいとか、とにかくお客と長い時間話すことへのテクニックを習った、その上で「詳しい事は、マユミさんから聞いてみてね」と言われた、マユミとは奈津子のテレクラで使う名前であった。

専用の電話番号とIDを貰い奈津子と帰宅した、この日は夫が日勤から翌日朝までの当直の日なので、奈津子と一緒に自宅に帰り早速研修がてらに、実際にテレクラのバイトを始める。

人見知りの法恵にも、相手が見えなくてマニアル通りの返事をすれば話が成立する、バイトは簡単だった。

夫は仕事と、ジムに通い、不在になることが多く時間の余裕がある法恵はバイトを始めて2か月もすれば、収入が10万円を超えた。
簡単なさくらのバイトで法恵はお金と自由を得たと思った。
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