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intimidation love
第3章 吉野と一葉

毎朝コンシーラーだけは塗るようにしていたが、放課後になる頃には落ちてしまっているので結局はあまり意味がないような気ぎしていた。
今日に至っては遅刻寸前まで寝ていたせいで何も塗っていないから、余計に隈が目立つのかもしれない。
「前から思ってたけど、顔色もあんまり良くないよね」
友人からもよく言われていたので、あまり気にしないようにしていた。
ただ、それを好きな人に指摘されるてしまうとやっぱり気になってしまう。
先輩の、健康そうな艶々とした肌に比べれば尚更。
「…寝るのが、少し遅いだけです」
「夜更かしばっかりしてたら駄目だよ?それとも、夜更かしするようないけない事毎晩してるの?」
先輩のセクハラ発言にも、慣れてしまった。
「…今の、何か親父臭い」
「本当、生意気だよね」
むに、と頬を摘ままれた。
…ちょっと痛い。
「たまにはヨシノちゃんから可愛い言葉聞きたいなあ、俺」
「いやれふ(いやです)」
「はは、変な顔」
先輩は楽しそうに、私の反対の頬も摘まむ。
私で遊んで、この人は一体何が面白いのだろう。
でも、こうやって先輩が笑っているならそれでいいのかとも思う。
…いや、良いわけがないだろう。
すぐにそう思い直した。
今日に至っては遅刻寸前まで寝ていたせいで何も塗っていないから、余計に隈が目立つのかもしれない。
「前から思ってたけど、顔色もあんまり良くないよね」
友人からもよく言われていたので、あまり気にしないようにしていた。
ただ、それを好きな人に指摘されるてしまうとやっぱり気になってしまう。
先輩の、健康そうな艶々とした肌に比べれば尚更。
「…寝るのが、少し遅いだけです」
「夜更かしばっかりしてたら駄目だよ?それとも、夜更かしするようないけない事毎晩してるの?」
先輩のセクハラ発言にも、慣れてしまった。
「…今の、何か親父臭い」
「本当、生意気だよね」
むに、と頬を摘ままれた。
…ちょっと痛い。
「たまにはヨシノちゃんから可愛い言葉聞きたいなあ、俺」
「いやれふ(いやです)」
「はは、変な顔」
先輩は楽しそうに、私の反対の頬も摘まむ。
私で遊んで、この人は一体何が面白いのだろう。
でも、こうやって先輩が笑っているならそれでいいのかとも思う。
…いや、良いわけがないだろう。
すぐにそう思い直した。

