この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
intimidation love
第1章 恋は盲目

ブレザーのポケットからスマホを取り出し、先輩に画面が見えるよう差し出した。
「何?」
「見ればわかります」
不思議そうに画面を覗き込んだ先輩の手がスマホに伸びて来て、私はすかさず腕を引っ込めた。
先輩の表情は、特に変わらない。
焦っている風でも、怒っている風でもない。
「君さあ、覗き趣味でもあるの?」
「…たまたま見掛けただけです」
「それにしても他人のセックスシーンを撮影するなんて、随分と悪趣味じゃない?」
恥ずかしげもなく、平然とした顔で先輩は言う。
私だって、好きで撮ったわけじゃない。
出来れば、あんな場面なんて見たくなかった。
だけど先輩の良くない噂はとっくに耳に届いていた。
女関係には節操がなく、まさに入れ食い状態であるのだと。
先輩の事を、色んな意味で歩く18禁男だと生徒達が囁いているのを聞いた事もある。
その事実を目の当たりにした時の私は、酷く衝撃を受けた。
「いくら誰も居ないからって、教室でする先輩に悪趣味とか言われたくありませんよ」
「そう?結構スリルあって楽しいけどね。君も一度やってみればわかるよ」
まるで開き直ったかのような先輩の態度には正直面を食らったが、私もここで怯むつもりはない。
「そんな悠長な事言ってていいんですか?相手、教育実習生のシオリ先生ですよね」
私がそう告げると、先輩の目付きが明らかに変わった事に気付いた。
先輩の様子に確信めいたものを感じ、私は口角を吊り上げた。
「何?」
「見ればわかります」
不思議そうに画面を覗き込んだ先輩の手がスマホに伸びて来て、私はすかさず腕を引っ込めた。
先輩の表情は、特に変わらない。
焦っている風でも、怒っている風でもない。
「君さあ、覗き趣味でもあるの?」
「…たまたま見掛けただけです」
「それにしても他人のセックスシーンを撮影するなんて、随分と悪趣味じゃない?」
恥ずかしげもなく、平然とした顔で先輩は言う。
私だって、好きで撮ったわけじゃない。
出来れば、あんな場面なんて見たくなかった。
だけど先輩の良くない噂はとっくに耳に届いていた。
女関係には節操がなく、まさに入れ食い状態であるのだと。
先輩の事を、色んな意味で歩く18禁男だと生徒達が囁いているのを聞いた事もある。
その事実を目の当たりにした時の私は、酷く衝撃を受けた。
「いくら誰も居ないからって、教室でする先輩に悪趣味とか言われたくありませんよ」
「そう?結構スリルあって楽しいけどね。君も一度やってみればわかるよ」
まるで開き直ったかのような先輩の態度には正直面を食らったが、私もここで怯むつもりはない。
「そんな悠長な事言ってていいんですか?相手、教育実習生のシオリ先生ですよね」
私がそう告げると、先輩の目付きが明らかに変わった事に気付いた。
先輩の様子に確信めいたものを感じ、私は口角を吊り上げた。

