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intimidation love
第1章 恋は盲目
「何が目的なわけ?」
完全に冷え切った先輩の顔と声に、ゾクゾクと全身が震える。
普段は見せない先輩の顔を見れただけでも、十分過ぎる程の成果だ。
先輩の前までゆっくりと歩き、足を止める。
「先輩に、興味があるんです」
「俺は君に興味ないけどね」
余計な事を喋る先輩の唇に、そっと人差し指を押し当てる。
突然の私の行動に、先輩はかすかに眉を潜めた。
「先輩の意思は聞いてません。わかってます?これは脅迫なんですよ。あの写真、学校中にばらまかれるのは嫌ですよね?ネットに公開されるのも勿論嫌ですよね?」
誰が見ても、セックス中だとわかる画像だ。特に、シオリ先生に至っては上半身がほぼ裸に近い状態だ。
「先輩にいくつか質問があるので答えて下さい。恋人は居ますか?」
「…居ないけど」
「好きな人は?」
「そんなの居ないよ」
少しくらい口ごもるかと思っていたのに先輩の答えは意外にも即答で、尚且つ素っ気ないものだった。
「嘘は駄目ですよ」
「嘘じゃない。恋人も、好きな人も居ない。セックスする相手なら居るけど」
この人は、自分の立場をわかっているのだろうか。
脅されていると言うのに、随分と余裕だ。
別にいい。先輩が嘘をついていても、今の私には関係ない。
「じゃあ、問題ないですね」
「何が」
「私もセフレの一人にして下さい」
完全に冷え切った先輩の顔と声に、ゾクゾクと全身が震える。
普段は見せない先輩の顔を見れただけでも、十分過ぎる程の成果だ。
先輩の前までゆっくりと歩き、足を止める。
「先輩に、興味があるんです」
「俺は君に興味ないけどね」
余計な事を喋る先輩の唇に、そっと人差し指を押し当てる。
突然の私の行動に、先輩はかすかに眉を潜めた。
「先輩の意思は聞いてません。わかってます?これは脅迫なんですよ。あの写真、学校中にばらまかれるのは嫌ですよね?ネットに公開されるのも勿論嫌ですよね?」
誰が見ても、セックス中だとわかる画像だ。特に、シオリ先生に至っては上半身がほぼ裸に近い状態だ。
「先輩にいくつか質問があるので答えて下さい。恋人は居ますか?」
「…居ないけど」
「好きな人は?」
「そんなの居ないよ」
少しくらい口ごもるかと思っていたのに先輩の答えは意外にも即答で、尚且つ素っ気ないものだった。
「嘘は駄目ですよ」
「嘘じゃない。恋人も、好きな人も居ない。セックスする相手なら居るけど」
この人は、自分の立場をわかっているのだろうか。
脅されていると言うのに、随分と余裕だ。
別にいい。先輩が嘘をついていても、今の私には関係ない。
「じゃあ、問題ないですね」
「何が」
「私もセフレの一人にして下さい」