この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
intimidation love
第1章 恋は盲目
先輩は目を丸くした後、何がおかしいのか突然噴き出した。
「ははっ、マジで言ってる?俺、君みたいな子相手じゃ正直勃たないと思うよ?」
馬鹿にされているのだと思うと、かっと顔が熱くなった。
「セフレじゃなくて、恋人ごっこならいくらでもしてあげるけど」
「…そんなの必要ありません。言いましたよね?先輩の意思は関係ないって」
「もっと自分を大事にした方がいいんじゃない?俺みたいのに構ってないでさ」
先輩の子供を諭すような対応には、我慢ならなかった。
チャイムが鳴り終えるのを待ってから、私は無言で先輩の手を引いた。
静まり返った廊下には、私と先輩の足音だけが響いている。
「ねえ、どこ行くの」
先輩の質問には答えずに、目的の場所へと歩いて行く。
一階の廊下奥にある部屋の前で足を止めた私に、先輩は首を傾げた。
「…何で保健室?」
「大丈夫です。鍵は開いてますけど、先生は居ない筈ですから」
何でそんな事を知っているのだと言いたげな先輩を無視して、扉を開ける。
嗅ぎ慣れた消毒液や薬品特有の匂いが、鼻を掠めた。
「ははっ、マジで言ってる?俺、君みたいな子相手じゃ正直勃たないと思うよ?」
馬鹿にされているのだと思うと、かっと顔が熱くなった。
「セフレじゃなくて、恋人ごっこならいくらでもしてあげるけど」
「…そんなの必要ありません。言いましたよね?先輩の意思は関係ないって」
「もっと自分を大事にした方がいいんじゃない?俺みたいのに構ってないでさ」
先輩の子供を諭すような対応には、我慢ならなかった。
チャイムが鳴り終えるのを待ってから、私は無言で先輩の手を引いた。
静まり返った廊下には、私と先輩の足音だけが響いている。
「ねえ、どこ行くの」
先輩の質問には答えずに、目的の場所へと歩いて行く。
一階の廊下奥にある部屋の前で足を止めた私に、先輩は首を傾げた。
「…何で保健室?」
「大丈夫です。鍵は開いてますけど、先生は居ない筈ですから」
何でそんな事を知っているのだと言いたげな先輩を無視して、扉を開ける。
嗅ぎ慣れた消毒液や薬品特有の匂いが、鼻を掠めた。