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intimidation love
第4章 膠着
「…え?」

「いや、とぼけんの無しね。わかってて俺を部屋に入れたのか、そうじゃないのか…どっち?」

どちらかと聞かれて、どう答えるのが正解なのだろう。
先輩が何をしたいのか、よくわからない。

「あの…画像はもういいんですか」

「だって消したんだよね?ならもうオッケーでしょ」

「でも、確認したいって…」

「うん、だから確認したよ。ヨシノちゃんが簡単に男を家に連れ込む女かどうか」

先輩の言う事に、私はただただ愕然とした。

「…騙したんですか?」

「その言い方は人聞き悪いって。それに、俺は無理強いしたつもりもないし」

何を言ってもこの人には通用しない気がした。
簡単に鵜呑みにして家に入れてしまった私も悪いのかもしれない。
でも、それ以上に先輩の方が酷い。
それでも屋上での事がどうしても脳裏を過り、強くは言えなかった。

「…先輩、終わらせたら帰るって言いましたよね?」

「うん、言ったね」

「じゃあもう用は済みましたよね…」

「ん?何言ってんの、済んでないよ」

「他に何があるんですか?さっき、家族が帰る前にはって…」

「しつこいなあ。だから、終わったら帰るってば」
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