この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
intimidation love
第1章 恋は盲目
「ベッドに座って下さい」

先輩は仕方ないといった様子で、大人しく私の指示に従った。
扉の内鍵を掛けてから、ベッドに座っている先輩の前に立つ。

私を見上げている先輩ににこりと微笑んでから、その体をゆっくりと押し倒した。
ぎしりと、ベッドの軋む音が聞こえる。
先輩は特に動じる事もなく、私に微笑み返した。

「積極的だね」

驚く程綺麗な先輩の肌に、そっと手を伸ばす。
ゆっくりと輪郭をなぞるように指を滑らせると、先輩はくすぐったそうに目を細めた。

「君の指先、冷たくて気持ちいい」

囁くような先輩の声はまるで誘っているかのように艶っぽく、心臓が大きく脈打ち始める。
私の指先が先輩の唇に触れると、その間から覗く赤い舌に舐め上げられる。
舐められた指先が、じりじりと熱を持つ。

「…そんな風に、いつも女の人を誘惑してるんですか」

「別に、そうしたいからしてるだけ」

「まるで色魔ですね。女の敵です」

「何それ。酷いなあ」

私の気持ちなんて知らずにくすくすと笑う先輩が、憎らしくてたまらない。

「先輩は、いい加減自分の立場を理解して下さい。何もしないで大人しくしていて下さい」

「わかったよ」

指先を、そっと先輩の首に押し当てる。
出っ張っている喉仏に触れながら、こんなにも美しくても先輩は男性なのだと私は再認識させられる。

もっと、先輩に触れたい。
首筋を舐め上げると、先輩の体がぴくりと震えた。
その些細な反応が嬉しくて、反対側の首筋にも舌を這わせる。

「…首、気持ちいいですか」

「ん、嫌いじゃないよ」

あくまでも優位に立っていたいのだろう。
押し倒されているのにもかかわらず、先輩の物言いはどこか上から目線だ。
そんな先輩も私は好きだ。
だけと、わざわざそんな事をを口にするつもりはない。
今優位に立っているのは、先輩ではなく私なのだから。

シャツのボタンを、一つずつゆっくりと外して行く。
はだけたシャツの隙間から覗く先輩の上半身を目にして、思わず感嘆の息が漏れた。

細身なのに引き締まった先輩の体は、想像以上に美しい。
規則的な速さでわずかに上下している胸も、私の目には何もかもが綺麗に映る。
同時に不安を覚えた。
私なんかじゃ、先輩を満足させられないのではないかと。
/103ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ