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intimidation love
第4章 膠着

シャツのボタンが一つ、二つと外されて行き、中に着ていたキャミソールが丸見えになる。
これは、冗談半分なんかじゃない。
ようやく悟った私は、震える唇で先輩に哀願した。
「お願いです…も、やめて…」
「駄目」
けれど先輩は止めてはくれず、キャミソールの中へと手を忍び込ませた。
擽るような柔らかい手付きで脇腹をなぞられ、 びくりと体が震えた。
そこにばかり意識が集中していた私は、先輩の掌がそっと頬に添えられた事に気付かなかった。
ふと顔を上げた私の唇が、先輩のそれと一瞬だけ重なり離れて行く。
けれどすぐにまた、唇を塞がれる。
決して触れたくなかった先輩の唇と、自分のものが合わさっている。
その事実に驚愕し顔を背けようとしたが、頬を挟まれ無理矢理前を向かされた。
食むように優しく唇を吸われた後、舌で舐め上げられる。
ひたすらに口を閉ざしていた私はいよいよ息もままならなくなり、酸素を求め微かに唇を開いた。
「ふ…ぁっ…!」
その隙間からぬるりと割り入った先輩の舌が、ゆっくりと口の中を動き回る。
未知の感覚に体を強張らせていると、柔らかい舌に上顎をなぞられ思わず吐息が漏れる。
先輩は逃げようとする私の唇に何度も角度を変えて口付けをし、更に奥へと舌を差し込んだ。
引っ込めていた舌を絡め取られ、執拗に吸われ舐め回される。
不意に伏せていた瞼を上げた先輩が、尚も唇を重ねたまま私を見つめた。
何を考えているのわからない目でじっと見つめられ、私はただ困惑した。
そしてより深くなる口付けに、たまらず声を漏らした。
「…ん、ふっ…」
流し込まれる唾液が、合わさった唇の間から顎を伝い零れ落ちて行く。
互いの息遣いと、ぐちゃぐちゃに混ざり合う水音が、私の耳の中を犯す。
ぐちゅっ、ぢゅるぢゅる。
先輩は涙目で羞恥に耐える私に口付けながら、わざと音を立てて唾液を啜った。
耳を塞ぐ事も叶わず、私はただ受け入れる事しか出来ない。
あまりの恥ずかしさに、消えてしまいたかった。
これは、冗談半分なんかじゃない。
ようやく悟った私は、震える唇で先輩に哀願した。
「お願いです…も、やめて…」
「駄目」
けれど先輩は止めてはくれず、キャミソールの中へと手を忍び込ませた。
擽るような柔らかい手付きで脇腹をなぞられ、 びくりと体が震えた。
そこにばかり意識が集中していた私は、先輩の掌がそっと頬に添えられた事に気付かなかった。
ふと顔を上げた私の唇が、先輩のそれと一瞬だけ重なり離れて行く。
けれどすぐにまた、唇を塞がれる。
決して触れたくなかった先輩の唇と、自分のものが合わさっている。
その事実に驚愕し顔を背けようとしたが、頬を挟まれ無理矢理前を向かされた。
食むように優しく唇を吸われた後、舌で舐め上げられる。
ひたすらに口を閉ざしていた私はいよいよ息もままならなくなり、酸素を求め微かに唇を開いた。
「ふ…ぁっ…!」
その隙間からぬるりと割り入った先輩の舌が、ゆっくりと口の中を動き回る。
未知の感覚に体を強張らせていると、柔らかい舌に上顎をなぞられ思わず吐息が漏れる。
先輩は逃げようとする私の唇に何度も角度を変えて口付けをし、更に奥へと舌を差し込んだ。
引っ込めていた舌を絡め取られ、執拗に吸われ舐め回される。
不意に伏せていた瞼を上げた先輩が、尚も唇を重ねたまま私を見つめた。
何を考えているのわからない目でじっと見つめられ、私はただ困惑した。
そしてより深くなる口付けに、たまらず声を漏らした。
「…ん、ふっ…」
流し込まれる唾液が、合わさった唇の間から顎を伝い零れ落ちて行く。
互いの息遣いと、ぐちゃぐちゃに混ざり合う水音が、私の耳の中を犯す。
ぐちゅっ、ぢゅるぢゅる。
先輩は涙目で羞恥に耐える私に口付けながら、わざと音を立てて唾液を啜った。
耳を塞ぐ事も叶わず、私はただ受け入れる事しか出来ない。
あまりの恥ずかしさに、消えてしまいたかった。

