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あおい風 あかい風
第2章 キス
 両足の間に 大輝が脚をいれてきた。スカートの中に手をいれ 腿をそおっと撫でる。
 なんで こうすると気持ちのいいことを知って いるの?どこをさわられても ぞくぞくするくらいいい気持ち。
  ためらって ためらったあと 大輝の手がパンティの上から あそこをさわった。

 そこは だめなのに、と思ったが 口にはださなかった。そう言ったら きっとやめてしまう。
 だめだけど 恥ずかしいけど こわいけ ど やめてほしくなかった。

 大輝は もっともっと確かめたいことがあった。
 でも また逃げられてしまうのではないかと不安だった。今 腕の中にいるいい匂いのする可愛い小動物を 今度逃がしてしまったら もう二度と抱きしめることができないのでは、とこわかった。やっとここまでたどり着けたのに 欲望と引きかえに失ってしまうかもしれない。それなのに、自分では持て余してしまう突き上げてくる衝動を 抑え込むことができない。

 きつく閉じられている瞼に唇をおしつけながら 自分も目を閉じて パンティの中に手を入れた。 薄いヘアを潜り抜け ぬらっとしたやわらかいものにたどりつき 驚いて目をあけた。
  碧も 目を大きく見張っている。
 お互いの目をのぞきこみながら 言葉では知っていたけど 初めて知る感覚、ぬれている、ということにうろたえた。

 大輝が ごくりと唾を飲み込む音が 聞こえたような気がする。

 わたしは ぬれているの?
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