この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あおい風 あかい風
第1章 雨
 「こんなときでも 走るの 遅いな」

 えっ・・・わたしのことですか? いやだなぁ・・・こわいなぁ・・・ 「

 「そこ ぬれるでしょ。もっと こっちにはいれば?」

 ひぇーーーー こわいよぉーーーー

 でも 無視するのは もっと怖い。半歩 彼の方に寄った。

 うつむいて気がついた。 濡れた体操服とスポーツブラを通して 寒さでちじこまり尖った乳首が ぽつんとみえる。わぁ はずかし い。どうにかごまかしたいと 両肩をすぼめ 腕を前で組んでみる。

 「おれが こわいの?」

 突然 そんなこと聞かれても そうなのですよ、とは いえないでしょう?

 気温がさがり 寒くなってきた。濡れているせいで いっそう寒い。歯がかちかち鳴り始めた。 そのとき 稲妻が光り 大きなどーーーっんという雷の音がした。

 「きゃっ」と 思わず手で顔を覆う。

 いきなり 腕をつかまれ 
「中に はいろっ」

 引き戸を開けると ハードルがみえ 見慣れた場所だったのに気がつく。陸上部の倉庫だった。
 180センチ以上ある大輝にとっては 152センチの碧は 子供とかわらないのだろう。碧は マットレスの上に ぽいっと 投げ出され あわててすぐに起き上がった。
/107ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ