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あおい風 あかい風
第3章 まよい
少し 距離が縮んだかもしれない。
でも まったくチーズバーガーが咽喉をとおらない。咽喉ばかりが乾く。
みると 大輝は ビックマックとチーズバー ガーを既に平らげている。ポテトとナゲットも 碧のために少量残してあるだけだ。
「食べないの?」
うなづくと 碧の食べ残しを ふたくちで平らげてしまった。
「DVD借りていこっか」
マックを出ると 大輝が言う。うなずくと 「のって」という。二人乗りするために 今日も赤い自転車で来たのだ。後ろに乗ると この前のように 碧の手をしっかり腰に巻きつけさせた。距離が すべて埋まった。
DVDを決めるのは なかなか大変だった。
お互いの気持ちをさぐりながら提案しあうので 15分くらいかかってしまった。途 中、大輝が碧の手を握ってきた。
デートだっ。これっ デートよね。大好きな人とデートしてる。
でも まったくチーズバーガーが咽喉をとおらない。咽喉ばかりが乾く。
みると 大輝は ビックマックとチーズバー ガーを既に平らげている。ポテトとナゲットも 碧のために少量残してあるだけだ。
「食べないの?」
うなづくと 碧の食べ残しを ふたくちで平らげてしまった。
「DVD借りていこっか」
マックを出ると 大輝が言う。うなずくと 「のって」という。二人乗りするために 今日も赤い自転車で来たのだ。後ろに乗ると この前のように 碧の手をしっかり腰に巻きつけさせた。距離が すべて埋まった。
DVDを決めるのは なかなか大変だった。
お互いの気持ちをさぐりながら提案しあうので 15分くらいかかってしまった。途 中、大輝が碧の手を握ってきた。
デートだっ。これっ デートよね。大好きな人とデートしてる。