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あおい風 あかい風
第8章 髪飾り
声をかけられても 陽輝が眼鏡をかけているせいで すぐにはわからなかった。陽輝の眼鏡にも いつまでも慣れることができない。 大人っぽくて 知らない人のように見える。
陽輝とわかったとき すべてが止まった。
動けなくなってしまった。普通に呼吸することができない。
はるにぃ 知らないでしょう? どんなにあなたが 必要か。
ドレスを脱ぎ 畳んでバッグにしまったが まだ迷っていた。陽輝と過ごしたい。でも そうすれば傷つくだろう。でも、でも 陽輝 と一緒に過ごしたい。そばにいたい。きっと なんでもないように振舞える。きっとできる。
チェロとドレスの入ったバッグを 「明日取りに来るから」と ホテルに預けた。
二次会のイタリアンレストランへ向かう途中 髪飾りを預けるのを忘れたのに気づいたが 戻るのは面倒だった。
陽輝とわかったとき すべてが止まった。
動けなくなってしまった。普通に呼吸することができない。
はるにぃ 知らないでしょう? どんなにあなたが 必要か。
ドレスを脱ぎ 畳んでバッグにしまったが まだ迷っていた。陽輝と過ごしたい。でも そうすれば傷つくだろう。でも、でも 陽輝 と一緒に過ごしたい。そばにいたい。きっと なんでもないように振舞える。きっとできる。
チェロとドレスの入ったバッグを 「明日取りに来るから」と ホテルに預けた。
二次会のイタリアンレストランへ向かう途中 髪飾りを預けるのを忘れたのに気づいたが 戻るのは面倒だった。