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あおい風 あかい風
第9章 乱
 香り高い淹れたてのコーヒーを飲みながら 陽輝のバスローブを羽織った結月を眺める。
 大きめのバスローブに包まれ 濡れた髪が 血の気を取り戻した頬にはりついている。両手でコーヒーカップを握り締め 弱々しくみえる。

 スマホを取り出し 眼鏡をかけると 会社に電話した。
 「体調不良のため 今日は欠勤します」
  電話する陽輝を 結月は黙って見ていた。

 「おいで」
  結月をソファに呼び 座らせると ドライヤーで髪を乾かしてやった。
 「とってもいいきもち」
 髪を乾かす間 結月は ずっと目を閉じていた。
 「今度は はるにぃのばんね」
 「いや。自分でするから」
 ドライヤーの取り合いになった。なかなか奪い取ることができず 結月は手を首にまわして キスしてきた。深いキス。舌が陽輝の舌をさがす。捕らえると強く吸いながら バスローブを脱ぎおとす。まっしろい肌が 朝日に光り輝くようだ。
 ウエストから 力をこめて しなやかな背中を撫で上げ 乳房を握りこむ。すぐに乳首が固くなるのがわかる。弾力があるのにどこまでも柔らかい。押し潰してもはねかえす。
 お尻をつかんでいた手を太腿に伸ばすと 結月が飛びつき 両脚を腰に巻きつけてきた。そのままキスをしながら ベッドに移動した。

 横たわると 結月の髪が 扇のように広がる。

 昨日 あれほどむさぼり合ったのに ふれあっただけで火がつく。

 さくらんぼのような乳首をこりこりと噛んでみる。結月は のどを反らせている。強く吸う。「あぁ」と息を吐き出している。何度も吸い 何度も舌でころがし 何度も噛んだ。それなのに いよいよ執着してしまう。

 愛撫をやめ 結月をみつめると 思いが伝わったのか「これが最後」と言う。

  不甲斐ないと自分をののしるが 陽輝が求めていた言葉だった。
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