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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第17章 白い波2
だが、山岡もそれ程には楽観的に考えてはいなかった。

これはいわば、種蒔きみたいなものである。

涼子の気持ちが揺れればいいのだ。

それ程までに、涼子は純粋な「令嬢」なのだ。

幼い頃から地元の有力者である裕福な家に育ち、元軍人の祖父に厳しく躾られた。

そんな「涼子様」が簡単に罠にはまるようでは、己の人生を掛けた策略が陳腐なものになってしまうではないか。

威厳のある気品を崩してこそ、楽しい調教が出来るのである。

それでも薬を飲まされ、徐々に身体の変化に戸惑い始めていく様子は、理恵の報告で聞かされ、時折遠くから盗み見た涼子の表情の変化に、確かな手応えを感じてはいたのだが。

まさか、涼子が自分を犯すイタズラをしていた事は、さすがの山岡も知らなかった。

しかし、涼子にはそんな真相までは知らされいない。

理恵に裏切られた罠とはいえ、これほどまでに憎み嫌悪していた男に惹かれるのは、自分の中に潜む天性の淫乱さと、マゾの血の理由以外には無いと確信するのだった。
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