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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第20章 愛人
熱い充実感が理恵を包む。

おぞましく感じていた中年の背中が大きく見えてきた頃には、山岡の当選を心から願う気持ちになっていたのだ。

だから、選挙の二日前に誘われた食事にも素直に頷いたのだった。

信じられない程強烈な快感の津波に理恵の小さな身体は蹂躙され、燃え上がったのだ。

全てが想像を超えていた。

ちっぽけな理恵の経験は、あっさりと記憶から遠ざかっていってしまう程であった。

少しも美男子ではない脂ぎった中年に理恵は心も身体も溺れ、引き寄せられるのだった。

「んっ・・・んふぅっ・・い、いやぁっ。」

理恵は懸命に抵抗するのだが、男の太い腕はビクともしなかった。

「ず、ずるいよぉ・・・。」

涙が長い睫毛を重くする。

理恵は次第に増幅する薬の効果と、悲しく戦ったいた。

そして、男に自分のさらした純情を壊された事を切なく非難するのだった。

「お前が本当に欲しかったからな・・・。」

男の言葉が理恵の力を緩めさせる。

「一度でお前を虜に出来る程、俺は自信家じゃないのさ・・・。」

古い映画に出そうな臭いセリフが、小さな目を一杯に広げて何度も執拗に繰り出されていく。

分かってはいても、理恵は身体の欲望と共にその快感を受け入れてしまうのだった。
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