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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第7章 悪人(第二部)
コーヒーカップを持つ手が震える。
「・・・・・ですか・・・さんっ・・・。」
「ハッ・・・?」
突然、掴まれた理恵の手に涼子は我に返った。
「もう・・・大丈夫ですか、涼子様ぁ。」
理恵の顔が微かに揺れる。
汗が吹き出てくる。
喉が焼けるように熱かった。
涼子はコップを取ると、冷たい水を一気に飲み干した。
ゴクリ、ゴクリと喉が鳴った。
「顔が真っ青ですよぉ・・・。」
理恵が心配そうに覗きこんでいる。
「もう・・・もう・・大丈夫・・・。」
涼子は胸に手を当てて答えた。
冷たい水が体内を駆抜け、スッキリ感じた。
「でもぉ・・・。」
「本当に大丈夫よ。」
尚も不安気に見つめる理恵を制して伝票を摘むと、レジの方に足早に歩いていった。
まだ足がふらついている。
しかし涼子はそれを理恵に悟られぬよう、真っ直ぐに前を向き料金を払った。
二人はこれから、市民プラザで「市民の会」の有志達と、山岡啓造の事務所に抗議に行くために合流するのだ。
二台の車に分乗して、7人の女性が事務所の前に降り立った。
涼子にとっては何回目かの訪問である。
来る度に、嫌悪感と軽蔑の目をもってこの事務所を眺めてしまう。
ふと理恵の方を見ると、何か不安気でキョロキョロとあたりを見まわしている。
やはり緊張しているのだろうかと、涼子は気遣うのであった。
無理もない。
妖怪とあだ名される程のイヤな奴だ。
政治家とはみなこういうものなのかと、疑ってしまう程である。
「・・・・・ですか・・・さんっ・・・。」
「ハッ・・・?」
突然、掴まれた理恵の手に涼子は我に返った。
「もう・・・大丈夫ですか、涼子様ぁ。」
理恵の顔が微かに揺れる。
汗が吹き出てくる。
喉が焼けるように熱かった。
涼子はコップを取ると、冷たい水を一気に飲み干した。
ゴクリ、ゴクリと喉が鳴った。
「顔が真っ青ですよぉ・・・。」
理恵が心配そうに覗きこんでいる。
「もう・・・もう・・大丈夫・・・。」
涼子は胸に手を当てて答えた。
冷たい水が体内を駆抜け、スッキリ感じた。
「でもぉ・・・。」
「本当に大丈夫よ。」
尚も不安気に見つめる理恵を制して伝票を摘むと、レジの方に足早に歩いていった。
まだ足がふらついている。
しかし涼子はそれを理恵に悟られぬよう、真っ直ぐに前を向き料金を払った。
二人はこれから、市民プラザで「市民の会」の有志達と、山岡啓造の事務所に抗議に行くために合流するのだ。
二台の車に分乗して、7人の女性が事務所の前に降り立った。
涼子にとっては何回目かの訪問である。
来る度に、嫌悪感と軽蔑の目をもってこの事務所を眺めてしまう。
ふと理恵の方を見ると、何か不安気でキョロキョロとあたりを見まわしている。
やはり緊張しているのだろうかと、涼子は気遣うのであった。
無理もない。
妖怪とあだ名される程のイヤな奴だ。
政治家とはみなこういうものなのかと、疑ってしまう程である。