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凌辱のストーリー~雌犬に堕ちていく「涼子様」
第7章 悪人(第二部)
『お前は淫乱なマゾだ。』

単純なフレーズが頭から離れない。

本当にそうなのかもしれない。

最近は、夢にまであの忌まわしい言葉と写真の光景が出てくる。

そして、涼子を犯すのだ。

合成写真ではなく、リアルに。

自分はどうなってしまうのだろうか。

いい加減、あのメールをやめさせなければ。

しかし、何とか尻尾をつかんでやるまではと我慢して、山岡の顔を睨みつけるのであった。

その鋭い視線に気付いた山岡は、わざとおどけるように言った。

「おー、これはこれは・・涼子様・・・。いやいや、いつ見てもお美しい・・・。特にその怒った顔は最高ですなあ。皆さんがおこしいただいた記念でもありますので、ぜひ写真をとらさせてくださいよ。」

言うが早いか、田代が山岡の横でシャッターを切っていた。

今まで気付かなかったが、何枚かフラッシュをたかずに撮っていたらしい。

「な、何をするのですかっ。」

会長の山岸や他のメンバーの怒号が、一斉に湧き上がる。

田代は構わずそれどころか、今度は大っぴらにフラッシュをたいて撮り続けるのであった。

「静かにしろいっ。」

大音量の山岡の一声で、部屋の中は静かになってしまった。

所詮は素人の集団である。

海千山千の男の敵ではなかった。

集団を操るツボを知っている。

「おたくらなぁっ、誰の許可を得てここに来てるんだっ。ここは俺の事務所だぞっ。お前らの抗議は何の証拠にもならんのだし、こうしてくる事自体が犯罪なんだよっ。」

理屈に合わない事でも、机を大きな手のひらでバンバン叩きながら恫喝する山岡の迫力に、会長を初め女性達は黙りこんでしまった。

先制攻撃が成功したのを逃さず、今度はトーンを押えて、ゆっくりした口調で山岡は続けた。

「だからですねぇ、ご婦人方・・・・。私も自衛手段を取らさせて貰った訳ですよ。理不尽なデマで、私の政治活動に傷がつかないために、ね・・・・。」

そして机の上にあるタバコを一本取ると、大きな手で囲いながら火をつけた。

「フッー・・・。」

勢い良く煙を天井に向けて吐いた後、満足気に女達を見廻した。

涼子の顔は見る見る内に、青ざめていった。

田代のカメラのフラッシュが、四方からそれを浮かび上がらせている。
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