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人間と牛
第2章 プロラクチン
因みにプロラクチンとは妊娠後に放出される、乳腺を刺激するホルモンみたいな奴。それがあれば、乳腺の刺激で母乳が出やすくなるらしい。なお、プロラクチンは胸の大きさには関係しない。何故ならば、胸の大きさは脂肪の多さ、プロラクチンは乳腺の発達具合、なので胸が小さいからプロラクチンが分泌されない、プロラクチンが少ないとは限らない。つまり、仮に小学生へプロラクチンを投与しても、ちゃんと母乳は出るようになる訳だ。無論これは男性にやっても効果が出る。しかもプロラクチンには不妊及び無月経効果がある。無月経になれば月経で苦しむ必要は無くなるし、不妊であれば性交をしても安全という訳。

「失礼します、山本教授、プロラクチンワクチンが完成しました」
そう言って中に入ってきたのは、この研究所で一番幼い研究者、佐藤だった。佐藤はプロラクチンワクチンに、毎日朝から晩まで懸命に闘ってきて、彼が一番頑張ったといっても過言ではない。そんな彼が今、ついに山本教授へプロラクチンの入った注射器を渡している。山本教授は、それを直ぐに受け取り上へと掲げた。

「はは、遂に出来たんだ……遂に……!!」
五年かけてきた物が、やっと完成した。

……終わったのか。
長い闘いだった。

「さて……次は女性が必要だな……。何より、それが居ないと搾乳できないからなあ」

「ですね。それでは今すぐにでも……」

「ちょっと待った!そう焦るな立花、女性を集めることくらい難しいことではない」
立花の表情が少し緩くなる。

「いいか?中学生を集めなさい、中学生だ」
研究者たちは山本の言葉に顔を歪めた。

「お言葉ですが山本教授、なぜ中学生でないといけないのですか?」

「……中学生は女性ホルモン、つまりエストロゲンやプロゲステロンが分泌される時期だ。これらホルモンが分泌されるときは、一番搾乳に適している時期と言えるだろう、といった唯の私の推測だ。これが嫌だったら帰ってよろしい」

「いえ、やります!!」
ここで引き下がったら研究者をクビにされるかもしれない。瞬時に、そう思った。

「立花、君は本当に素晴らしい。いかなる理由があっても、私の言う通りにしてくれる。君なら、きっと今回の仕事も出来るはずだ。任せたよ、立花」
山本に期待される、これは中々ないことだ。

「はいっ!!」
(絶対やってやります、山本教授……!!)
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