この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人間と牛
第4章 牛
(どこ……だろ……ここ……)
まだ意識が、はっきりしない。家に帰る途中だったところまでは覚えているんだけれど。

(よいしょっと……)
なんか体が変な感じする……。

起き上がった私は、何か違和感を感じた。

「あ、起きたか。ようこそ、うちの工場へ」
少しイケメンな背の高い男性が私の方へと近づく。

「……あの、この工場は何を作っているんですか?」

「人乳」

「はい?」

「え?だから人乳だって。あ、もしかして人乳とか知らないちゃん?」

「分からないです……」
そう、この工場も、なんで私がここにいるのかも、何もかも。

「いーい?人乳っていうのはね、人間のおっぱいから出される、乳のこと」

「お、教えてくださり、ありがとうございます……」
ヤバい……結構センシティブな言葉だった……!!

「君、礼儀正しいねえ、僕そういう子、好きだな。ねえ、キスしていい?」

「ダメです!!なんで会ったばかりでキスなんか、しなくちゃならないんですか!!」
私は嫌な予感を感じ、すぐに体を引いた。

「そんなに嫌がらなくても、よくなーい?僕のこと嫌い?」

「嫌いかどうかは、もう少し経ってから決めさせてください……」

「うん、分かったよ。じゃあ明日から搾乳だから宜しく」
そう言って立ち去ろうとする男性。

「ちょっと待って!搾乳って何ですかっ!」

「まあ明日になれば分かるよ」
そう言い残しておき、男性は別の場所へ行ってしまった。


「やめてっ!やめてってばっ!」
そんな声が、何処かから聞こえてきた。

自分以外にも誰かいるんだ。それだけで少しほっとした。

この部屋の向こうには、鍵がかかってて行けないけど、きっと特別な何かがあるんだ……!!
/13ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ