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人間と牛
第6章 初めて
「ふふふ」

「んー……」

「ひひひ」

「あのっ!なんか食べにくいです……見られていると、恥ずかしいっていうか……」

「そーう?でも気にしなくていいのよ、胸とかぜんっぜん、興味ないからあ」

「いやガン見してますよね!?」
視線が、こちらに向けられているのが分かる。
服を着ていないというのは、なかなか慣れるものではなく何だか非日常感を感じる。


「おいっ!誰か助けてくれっ!」
若々しい男性の声だ。意外と近くに聞こえる。

「すまない、僕は行かなきゃいけないみたいだ」

「……ちょっと待ってください!名前だけでも教えてください!」

「達夫だ」

「ありがとうございます……!あ、私は明来と言います」

「……明来。いい名前だ」

「あ、あり……あれ?」
私が前を向いた時には、男性は居なくなっていた。


「おい!!何があった!?」

「あ、達夫かっ!!なんか此奴の様子が変なんだよ……!!」

「おまっ!!まさかお前がっ!!」
達夫は気が動転しているのか、男性の首筋を掴んだ。

「違うっ!!俺は何もやってないっ!!」

「だったら、この痙攣は何だってんだよ!!」
確かに彼女は小さく震えていた。何かに怯えているようにも見えた。

「ちょっと、いいですか……?」

「明来、まさかっ……!!」
達夫は部屋の扉を閉め忘れていたことに気づいた。急いでいたので、そこまで気が付かなかったのだろう。

「今は、そんなことより、彼女の方を優先しましょう!!」

「そ、そうだな」
「うん……」
やっと二人は退けてくれた。

「失礼します!この子の名前は?」

「えっと……分からない……」
「名前くらい聞いておけよ!」
「ああ?部屋の扉を閉め忘れた奴に言われたくねえよ!」
また始まった、二人のどうしようもない喧嘩。

「静かにしてください!!あなたたちは彼女を守りたくないんですか!?」

「そ、それは……」
「そう、だけど……」

「だったら!!救急車、呼んでください」
「…………」
呼べないのか、人を裸にしておいたからって。

「それは、無理なお願いだ。ここは外部にバレちゃいけない。そもそも痙攣を起こした此奴が悪い話だ。そして、人乳が出せない奴は、もう要らない」
達夫は彼女を担いだ。

「ど、どこに行くんですかっ!?」

「どこにって、土に埋めてやるんだよ」
土に……埋める……!?
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