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ローターの子
第3章 温泉
「いたっ……」
 私は家に帰った後、すぐアソコに付いた泥や血を洗い流した。

 温泉に行くまでには治ってるかなぁ……。あと6日後には、またローター入れなきゃいけないしなぁ……。

 そういえば樹君、お仕置きっていう時も笑ってた……私、そんなに可笑しいのかな……。

 嘘をついてしまった罪悪感とアソコの痛みは、まだ今も残る。
 一日でもと思わずに素直にローターを受け入れておけばよかった話なのかもしれない。

 どっちにしろ、樹君は私に、またローターを入れるんだろうけど……。

 日曜日、温泉に行く日がやってきた。
 私のアソコは、少しだけ痛みが治まっていた。
 結局、月曜日は、あまりの痛さに病院へ行き、羞恥心と痛みの両方を受けた。
 医者にアソコを見られてしまった時の恥ずかしさは、今でも忘れられない。


「さくら、大丈夫?」
 外で待っていた父親が声をかける。

「あ、うん……平気……」
 今では、こうして何とかローターを取り付けられていて、更なる刺激に耐えられるよう頑張っている私。

 初めて着物を体験しながら、今日も刺激に耐えていて、着物は、すっごく可愛いんだけど、どうやらレンタルで汚したらヤバいみたい……。だから、絶対に我慢しないとね……!


 因みに、あの出血は、どうやらお仕置きとは関係ないらしく、いつの間にか、さくらにも生理が来ていた。

 まあ、それでも蹴られた部分が痛いことに変わりはないが、出血が生理で一安心なさくら、レンタル屋さんを出て、泊まる旅館に向かうのであった。
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