この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
混浴露天風呂・痴漢ワニに囲まれて
第4章 邂逅
幼馴染だけに、お互いの母親は知っている3人。だから、想像はつく。

壮介がデブで醜いと言っても、将星も征人も不思議には思わない。当然だという反応。壮介が母親を避けるのもわかる。太り過ぎで顔もパンパンでデブ専でも避けるかもしれない。

「うちは、太っているわけではないけど、ヒステリックで口うるさくて、ノイローゼになりそう。早口で怒られると、首を締めたくなる」

将星が苦笑いをした。

将星が上手くいっていないと言っても、それもわかる。痩せギスで神経質。ヒステリックな感じで、成績にうるさく、ガミガミ系。それは壮介も、征人も見聞きしていて知っている。

征人も母親とはうまくいっていない。

「うちは、化粧、化粧、化粧。目が細くて小さくて、スッピンだとどこに目があるのかわからないくらい。オヤジも何が良くて結婚したのか不明だけど、化粧に誤魔化されたのかもしれないって最近は思うよ」

目が細くて小さい母が一生懸命に化粧を塗りたくって、少しでも大きく見えるように努力している姿が疎ましく、しかも、何をするにも時間がかかり、若作りしているのがわかる化粧ならしない方がマシと思っている。それは、壮介も将星もわかっていた。幼馴染だけに、征人の母親のスッピンも知っている。ヒマワリの種のような小さな目。化粧で大きく見せているが、本当の大きさはヒマワリの種だと知ってから、壮介も将星も見る目がかわった。なんと言っても目が小さいだけでなく、化粧をしていないと不細工。

要するに、3人の母親はブタかヒステリックかブス。

茉莉子は、どれにも当てはまらなかった。ブタでもないし、ヒステリックな感じもなく、ブスでもなかった。

「その点、茉莉子さんって、ほどが良いって感じじゃね」

「そうだな。ヒステリックな感じはまったくしない」

「顔立ちは綺麗だし、大きくはないけど、目も綺麗」

3人が3人の視点で茉莉子について話した。聞かれて拙い話もないから、3人の声は比較的大きかった。

仲居が茉莉子に露天風呂の用意ができたことを伝え、茉莉子がそれを3人に伝えるために、廊下で立ち聞きしているとは、3人は思ってもいなかった。

結果的に、3人の茉莉子に対する想いが、茉莉子に伝わった。
/40ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ