この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
混浴露天風呂・痴漢ワニに囲まれて
第6章 夕食
料理に付いていた食前酒だけでも、ほんのりと頬が赤らみ、茉莉子の大人の色気が、3人を魅了した。

「母親に対して、そんな言い方をしたらいけないわ。お母さん、悲しむわよ」

と、たしなめる茉莉子。

「って言ってもな。うちの母親は、ブクブクに太ったデブというかブタだから」

「俺の母親は、痩せギスのヒスだから。顔も見たくない」

「まあな。俺の母親も若く見られたい一心で厚化粧。まるで、小梅太夫」

オチが着いたという感じで、3人が笑った。

「そうなの?わたしの息子も、わたしにそういう感情を持っているのかもしれないわ。長男、次男には、言われたことがあるわ。さきほどの言葉」

茉莉子が苦笑した。

「ババアって?」

壮介が驚いたように言った。頷く茉莉子。

「それは、ないよな。全然、似合わないよな」

「そうだね。似合わない。息子さん、なんでそんなこと言うんだろ?」

「意味わかんねぇ。だいたい、ババアに見えないし」

と、3人が茉莉子を見ながら、大仰に驚いた表情で話した。実際、3人には、茉莉子のどこがババアなのかわからなかった。

「見た目は、絶対、ババアじゃないし」

「まさか、結構、息子さんには厳しいとか?」

「薄化粧に見えて、実は厚化粧?」

3人が茉莉子に聞くと、

「わからないけど、多分、愛情不足かもしれないわ。4人も兄弟がいると、どうしても、一人当たりの関わる時間は少なくなるから」

と、苦笑いした。そして、

「それに、そもそも、揃いも揃って、小学校の高学年くらいから、反抗期で、口も利かないし、何を言っても『うるさい』『寄るな』だったから」

と、続けた茉莉子。

「まあ、小学校の高学年って、思春期、反抗期だから、わからなくはないけど…」

「でも、高校くらいになったら収まるよな。俺のところは口うるさすぎて、今でも顔を見るのも嫌だけど」

「そうだな。厚化粧がひび割れているのを見るとゲンナリするし、スッピンなんて見た日には夢でうなされる」

3人が話すと、

「貴方たちみたいな息子だったら、わたしでも大丈夫かも。ポチャッとしているけど、基礎代謝が多いからか、余り太らないし、息子達にも、口うるさいとは言われたこともないし、厚化粧って、化粧のテクニックがいるけど、わたしには、そのテクニックそのものがないわ」

と、茉莉子が微笑んだ。
/40ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ