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混浴露天風呂・痴漢ワニに囲まれて
第6章 夕食
料理に付いていた食前酒だけでも、ほんのりと頬が赤らみ、茉莉子の大人の色気が、3人を魅了した。
「母親に対して、そんな言い方をしたらいけないわ。お母さん、悲しむわよ」
と、たしなめる茉莉子。
「って言ってもな。うちの母親は、ブクブクに太ったデブというかブタだから」
「俺の母親は、痩せギスのヒスだから。顔も見たくない」
「まあな。俺の母親も若く見られたい一心で厚化粧。まるで、小梅太夫」
オチが着いたという感じで、3人が笑った。
「そうなの?わたしの息子も、わたしにそういう感情を持っているのかもしれないわ。長男、次男には、言われたことがあるわ。さきほどの言葉」
茉莉子が苦笑した。
「ババアって?」
壮介が驚いたように言った。頷く茉莉子。
「それは、ないよな。全然、似合わないよな」
「そうだね。似合わない。息子さん、なんでそんなこと言うんだろ?」
「意味わかんねぇ。だいたい、ババアに見えないし」
と、3人が茉莉子を見ながら、大仰に驚いた表情で話した。実際、3人には、茉莉子のどこがババアなのかわからなかった。
「見た目は、絶対、ババアじゃないし」
「まさか、結構、息子さんには厳しいとか?」
「薄化粧に見えて、実は厚化粧?」
3人が茉莉子に聞くと、
「わからないけど、多分、愛情不足かもしれないわ。4人も兄弟がいると、どうしても、一人当たりの関わる時間は少なくなるから」
と、苦笑いした。そして、
「それに、そもそも、揃いも揃って、小学校の高学年くらいから、反抗期で、口も利かないし、何を言っても『うるさい』『寄るな』だったから」
と、続けた茉莉子。
「まあ、小学校の高学年って、思春期、反抗期だから、わからなくはないけど…」
「でも、高校くらいになったら収まるよな。俺のところは口うるさすぎて、今でも顔を見るのも嫌だけど」
「そうだな。厚化粧がひび割れているのを見るとゲンナリするし、スッピンなんて見た日には夢でうなされる」
3人が話すと、
「貴方たちみたいな息子だったら、わたしでも大丈夫かも。ポチャッとしているけど、基礎代謝が多いからか、余り太らないし、息子達にも、口うるさいとは言われたこともないし、厚化粧って、化粧のテクニックがいるけど、わたしには、そのテクニックそのものがないわ」
と、茉莉子が微笑んだ。
「母親に対して、そんな言い方をしたらいけないわ。お母さん、悲しむわよ」
と、たしなめる茉莉子。
「って言ってもな。うちの母親は、ブクブクに太ったデブというかブタだから」
「俺の母親は、痩せギスのヒスだから。顔も見たくない」
「まあな。俺の母親も若く見られたい一心で厚化粧。まるで、小梅太夫」
オチが着いたという感じで、3人が笑った。
「そうなの?わたしの息子も、わたしにそういう感情を持っているのかもしれないわ。長男、次男には、言われたことがあるわ。さきほどの言葉」
茉莉子が苦笑した。
「ババアって?」
壮介が驚いたように言った。頷く茉莉子。
「それは、ないよな。全然、似合わないよな」
「そうだね。似合わない。息子さん、なんでそんなこと言うんだろ?」
「意味わかんねぇ。だいたい、ババアに見えないし」
と、3人が茉莉子を見ながら、大仰に驚いた表情で話した。実際、3人には、茉莉子のどこがババアなのかわからなかった。
「見た目は、絶対、ババアじゃないし」
「まさか、結構、息子さんには厳しいとか?」
「薄化粧に見えて、実は厚化粧?」
3人が茉莉子に聞くと、
「わからないけど、多分、愛情不足かもしれないわ。4人も兄弟がいると、どうしても、一人当たりの関わる時間は少なくなるから」
と、苦笑いした。そして、
「それに、そもそも、揃いも揃って、小学校の高学年くらいから、反抗期で、口も利かないし、何を言っても『うるさい』『寄るな』だったから」
と、続けた茉莉子。
「まあ、小学校の高学年って、思春期、反抗期だから、わからなくはないけど…」
「でも、高校くらいになったら収まるよな。俺のところは口うるさすぎて、今でも顔を見るのも嫌だけど」
「そうだな。厚化粧がひび割れているのを見るとゲンナリするし、スッピンなんて見た日には夢でうなされる」
3人が話すと、
「貴方たちみたいな息子だったら、わたしでも大丈夫かも。ポチャッとしているけど、基礎代謝が多いからか、余り太らないし、息子達にも、口うるさいとは言われたこともないし、厚化粧って、化粧のテクニックがいるけど、わたしには、そのテクニックそのものがないわ」
と、茉莉子が微笑んだ。

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