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茉莉子45歳【Ⅰ】 混浴露天風呂・痴漢ワニに囲まれて
第8章 ワニ
夫の陰茎を咥えながら、夫の顔を見る。それが夫には堪らないくらいの刺激になるらしく、それでやっと硬くなり立つという感じだった。

でも、知っていると答えれば、壮介は、フェラチオをしてくれというのは見え見えだった。

目の前にある3人の陰茎。形はそれぞれだけど、どれも夫より大きく逞しい。でも、夫も3人ぐらいの歳のときは大きかったかもしれない…。

ただ、茉莉子はフェラチオが好きではなかった。夫が好きだから、夫の陰茎を立たせるために必要だったからしていたに過ぎない。SEX自体は好きだけど、フェラチオは好きになれなかった。

なぜなのか…。それは茉莉子にはわかっていた。自分は気持ちいいわけではないから…。男性は気持ちいいのかもしれないが、女性にとって何かいいことがあるわけではないと茉莉子は思っていた。

愛していた夫が喜ぶから、愛していた夫とSEXしたい一心で頑張っていた茉莉子。

そのことを思い出すと同時に、『愛していた夫』と過去形になっていること。今は、夫が喜ぶから何かをしたいと思う心がないことに気が付いた。

息子達とコソコソと自分を仲間外れにして、いろいろと決めていた夫。何を訊いても、

「お前には関係ない」

とか、除け者にされていた。そんな夫に今更、義理立てする必要があるのかしら…。自分の残された女としての時間を考えれば、やりたいように過ごしても罰は当たらないのではないか。

しかも、今の状況。『据え膳食わぬは男の恥』ではないが、この状況で回避するのは、『女の恥』かもしれないと茉莉子は思い始めた。

ただ、若い男性3人というのは、怖さがあった。

何と言っても未経験。というより、そもそも、こういう状況はどういう感じになるのかすらわからない茉莉子。

唯一の手掛かりは、息子達が持っていたDVDのパッケージの写真。

男性2人の間に、女性。それが、この場合は、男性3人に囲まれて…。

考えれば、考えるほど、頭が回っていない自覚はあった。アルコールが抜けていないこともあると思いつつ、アルコールで酔っている以上に、今の状況に酔っている感覚もあった。

確かに、この状況で何があっても、3人と自分以外は、黙っていれば、誰も知らない。

久しぶりに疼いている身体。自分に正直になるべきかもしれない…。そんな思いが茉莉子を覆った。
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